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緒方小学校での写真展

 大分県南部の豊後大野市緒方町にある緒方小学校で、「パキスタン大地震の現場から」という写真展を開催しています。緒方町は日本百名山・祖母山の北にある緑が美しい町。
 そこで合鴨農法によってお米をつくっておられる森岡雄平さんが今回の写真展を企画してくださいました。
 静岡出身の森岡さんは海外青年協力隊OB。タンザニア勤務の後、緒方町に家族で移住。無農薬・有機栽培でお米や野菜を作っています。
 森岡さんの農場の名前は、なんと「ウジャマー農場」というんです。
 僕が代表をしているパキスタン地震被災者を支援する団体、NGOウジャマー・ジャパンと同じ、「ウジャマー」つながりで、この写真展が開かれることになりました。
 ウジャマーというのは、スワヒリ語で、「家族の愛」「家族のつながり」というような意味です。同じ大分県に、この名前を冠した団体が二つもあるのはなんとも奇遇です。
 この写真展には一般の方も見にこられますので、お近くの人はぜひいらしてください。(教職員にひと声、声をかけてください)
 被災直後の写真だけでなく、昨年訪れたときに撮影した写真も展示してあります。

■期間:2008年7月3日〜7月18日
■場所:豊後大野市立緒方小学校(緒方町の中心部)

 それから、NGOウジャマー・ジャパンでは、今年も被災地の子どもたちに元気を与えるために(元気をもらうという説もある)、スタディツアーを開催します。国際協力や国際交流、異文化やイスラームについて興味がある方はもちろん、パキスタンって行ってみたいけどひとりでは怖い、という方まで、どなたでも参加できます。ぜひ参加をお待ちしています。

■期間:9月1日〜12日
■費用:実費負担(約18万円 航空券、宿泊費、食費など)
■連絡先:NGOウジャマー・ジャパン事務局まで
http://www.ujamaa-japan.org/
から、お申し込み下さい。
funaoosamu * その他 * 09:49 * - * -

ユーロ、観ました?

 今日も寝不足です。朝3時におきて、ユーロ2008を観ていました。
 決勝です。スペイン対ドイツ。

 いやー、しびれました。スペインのなんとも華麗なパスワーク。ワンタッチの早いパスが、びしばしと通る爽快さ。日本代表がよくやる後ろ向きの無駄なパスなど一本もありません。守備の間のごくわずかなスペースを狙う正確なパス。常に前を向いたパス。

 僕は個人的に昔からスペインのサッカーが好きでした。イタリアのようにとにかく守備を固めて(8人ぐらいで守ることもある)、隙あらばカウンターで1点、あるいはドローに持ち込んでPKで勝つといったスタイルは、おもしろくもなんともない。ドイツも、試合は劣勢なのに、終了してみたら勝っていたというスタイルもあまり好きじゃない。しかし勝負の世界では「勝つ」ことが何より大事だから、イタリアもドイツも大きな大会では結果を残してきた。スペインはその華やかなスタイルとは裏腹に、いつもベスト8ぐらいだった。

 だから今回はスペインを応援していました。準々決勝で苦しみながらもPKでイタリアを破ったとき、このチームは優勝するだろうなと思いました。それぐらいスペインのサッカーは、試合運びのうまさや、個人技での打開が光っていた。あの「走る」ロシアがぐうの音も出なかったのですから。
 これまで大きな大会で優勝してきたチームはだいたい、「試合運びを相手に握られながらもいつのまにか勝ち進むうちに優勝した」というのが多かった。初めから最後まで他を圧倒したチームというのは、記憶にもない。

 試合は最初から最後までスペインのペースだった。今年のユーロは、誰が見てもスペインの文句なしの優勝だったと思う。

 さあユーロが終わって、今度はオリンピック。僕はフル代表よりもU-23日本代表には大いに期待している。オランダなどが入ったグループリーグの突破は簡単ではないと思うけど、若い人が主体だけに楽しみのほうが大きい。大舞台で大化けしてほしいものである。今年はアジア最終予選もあるし、サッカー・フリークにとってはワクワク・ドキドキの年なのである。
funaoosamu * サッカー * 12:37 * - * -

カッコワルイなぁ、ECO

 洞爺湖サミットが近いせいだと思うけど、最近ラジオからエコ関係の話がよく流れている。たいていはタレントが「自分はこんなに環境にいいことをしている」という話仕立てのコマーシャルである。広告主は、政府のこともあれば企業のときもある。
 はっきりいって、とてもうざったい。
 「エアコンはつけっぱなしにしないように気をつけています」とか
 「駐車中は車のアイドリングを止めるよう心がけています」 とか。
 そんなこと、あたりまえだろ! そんなあたりまえのこと、いちいちえらそうに言うんじゃねえよ。やるなら黙って一人でこっそりやれよな。
 と、コマーシャルを聞くたびに、僕は腹を立てている。
 あるタレントは、富士山の清掃を呼びかけている。広告主は石油会社だ。天邪鬼の僕は、「それで拾ったあとのゴミはどうするの?」と、突っ込みを入れたくなる。燃やして二酸化炭素を増やすのか(笑)、地中に埋めて「なかったこと」にするのか。
 サミットで使用する車には、石油ではなくバイオエネルギーを使用するという。来賓の外国人に、日本が環境対策でいろいろ考えていることをアピールするのが目的らしい。
 いったい今回のサミットを演出する政府の人の中に、ホンマに専門家がいるのだろうか、と首をかしげてしまう。というのは、バイオエネルギーにはいろいろな問題が含まれているからだ。
 育てた作物からエネルギーを得るというものだけど、現在の農業は石油依存の農業である。つまり作物を得るために投入されるエネルギーの総量(石油を燃やして得られる)を、バイオエネルギーから得られる総量がうわまることができるかは疑問なのである。
 さらに、こうしたバイオエネルギーの産地(供給地)として、アジアやアフリカの貧しい国が狙われるのは明らかである。安い労賃、安い土地。第2のプランテーション農業となるだろう。先進工業国の都市生活を支えるために、途上国がまたも犠牲になる。南北の格差はますます広がってしまう。
 だから石油に代わるエネルギーとしてすんなり受け入れるものではないはずだ。もし外国人に日本のエコを見せつけるんだったら、来賓に一台ずつチャリンコを配るとか、人力車で送迎するとか、それくらいのユーモアがほしかったなあ。
 環境だ、エコだ、と騒いでいるわりには、何もたいせつなことが伝わってこない気がする。暮らしの見直しを、というけれど、二酸化炭素排出の張本人は一般の人の暮らしが原因なのではなく、どちらかというと産業によるものだ。
 それで電力会社までが調子に乗って、コマーシャルを垂れ流す。いわく、原子力発電はほとんど二酸化炭素を排出しない地球に優しいエネルギーだ、と。おいおい、それはちがうだろう。安全性を考えたら地球に最も優しくないエネルギーだろうが。
 と、万事はこの調子なのである。
 ああ、早くブームとしてのエコ、去らないかなあ。
funaoosamu * 日本 * 21:00 * - * -

ああ南アフリカは遠いなぁ……

 ああ南アフリカは遠いなぁ……。
 当たり前じゃん、アフリカなんだから、と突っ込まれそうだが、いやその距離的なことじゃなくて、またしてもフットボールのことなんです、はい。
 先日の日曜日に、W杯予選がありました。アジア3次予選。日本も、対戦国のバーレーンも、すでに最終予選進出を決めていたから、あの試合はいってみれば消化試合。
 バーレーンは直前に来日し、監督は秋葉原で買い物をしていたとか。かれらにとってみればその程度の試合だったのだろう。なんとか引いて守って引き分けに持ち込めば、グループ1位突破が決まる。
 対して日本は、監督が前回の雪辱を晴らすと公言したように(アウェーでは、1対0で負けた)、気合は入っていたように思う。ここで勝たなければ、グループ2位が決まるからだ。

 しかし……。
 相変わらず、点が入らない。前半は7割近いボールポゼッションだったが、それだけ攻めても得点に結びつかない。中盤では小気味よくパスをまわす。しかし、フィニッシュが……。
 いつものパターン。日本代表のいつもの戦い方。
 バーレーンは明らかに引き分けでいいという戦い方だった。攻めてこようとしなかった。
 後半終了近く、DF内田のクリアボールが偶然、ゴールキーパーのミスを誘い1点が入った。終わってみれば1対0.日本が1位突破を決めた。
 だけどなんともすっきりしない試合だった。

 日本はホームでの試合である。しかも世界ランキングは大きく日本のほうが上である。相手からは勝とうとする意思が見えなかった。しかも当日は梅雨のためかなりの雨。ほとんど雨が降らない中東の国にとって、雨のなかの試合は慣れないものだっただろう。コンディション的には圧倒的に日本有利だった。
 それがこの程度の試合運びしかできないとは……。
 正直、今の日本代表がW杯に出場できる可能性は五分五分くらいではないかと思う。サッカーのことが少しでもわかる人なら、おそらく似たような感想を抱いているに違いない。

 ここのところユーロ2008(欧州選手権)の生中継に釘付けだ。どの試合もハイレベルで、気が抜けない。シュートを外すと、みんな真剣に悔しがる。試合に負けると泣く。日本のフォワードのように、シュートを外して照れ笑いしているような選手などひとりもいない。勝つか負けるかの真剣勝負。だから見ていておもしろい。結果もついてくる。
 ドイツには惜しくも負けたが、トルコはすばらしいチームだった。奇跡を何度も起こし、試合をひっくり返した。選手の気迫がテレビからも伝わってきた。公式戦の大舞台で88年ぶりにイタリアを破ったスペインのプレーは、見ていて涙が出るほどすごかった。
 ああいうプレーを見ていると、日本が世界基準に達するのはまだまだはるか先なのだなあということがよくわかる。
 明日27日にはアジア最終予選の組み合わせ抽選がある。韓国、北朝鮮、オーストラリア、サウジ、それにバーレーンや新興サッカー国カタール……。どことあたっても楽な試合はないだろう。
 なんどでもため息が出るに違いない。ああ南アフリカは遠いなぁって。

funaoosamu * サッカー * 21:18 * - * -

うれしくもあり悲しくもあり100円。

 近所にある古本屋のチェーン店、ブックオフをのぞいていたら、見覚えのある本が目に留まった。

 アフリカ 豊饒と混沌の大陸 赤道編

 あっ、これオレが書いた本じゃないか!
 一瞬、赤面してしまった。

 手にとってみると、古本だから当然、帯はない。しかしページは黄ばんでいないし、まあまあの状態だ。おそるおそる値段を見る・・・・

 105円・・・

 また赤面してしまった。
 なんだか自分の価値が105円といわれているような恥ずかしさ。思わず、周囲を見わたしてしまった。
 しかしこの本は初版が1998年。そうか、もう10年以上たつのか、と何か感慨深いものがあった。減価償却ということを考えると、105円も仕方ないか、という気持ちである。

 当然のことながら、古本業界では、人気のある本や希少本は値段が高くつけられる。この本の作者(つまりオレ)はちっとも有名人ではないし、内容もただの旅行記なので希少なものではないだろう。まあ値段は妥当なものかもしれない。

 その一方で、どこかうれしい気持ちもある。
 だってこんな大分の田舎にある古本屋にならんでいるんだぜ。ということは、だれか近所の人で購入して読んでくれた人がいたにちがいない。どこの誰かは知らないが、感謝感謝という気持ちである。

 なんとも複雑な気持ちでその店を後にした。
 
funaoosamu * その他 * 12:30 * - * -

連日のうれしい寝不足

 このところ連日の寝不足である。
 原因は、ユーロ2008。フットボールのヨーロッパ最強を決める四年に一度の祭典。

 W杯ももちろん楽しみだが、試合によって見ごたえの波があるのに比べて、ユーロは波がない。ヨーロッパ同士、ある程度相手のことは研究し尽くされているから、試合が拮抗することが多い。だから目が離せない。
 そして、前評判だけではなく、試合にかける思いが強いチームほど結果を残す。そこがおもしろい。フットボールの醍醐味だ。

 試合があるのは、日本時間で深夜の3時40分。試合が終わるころにはすっかり夜は明けている。このところ3時20分に目覚ましをセットする日が続いている。
 しかし、試合が楽しみだから、ばちっと目が覚める。その代わり、日中は眠くなる。そういう日が続いている。

 今週の準々決勝は、見ごたえがあった。
 クロアチア対トルコ。前評判はクロアチア。グループリーグを3連勝で突破。06年のW杯で日本と対戦したときよりも、はるかに強い印象を受けた。
 しかし、結果は、トルコの勝利。それも延長後半ロスタイムに追いつき、PKで勝利という劇的なもの。

 そして昨夜、優勝候補オランダ対ロシア。
 今年のオランダは隙がなく、グループリーグ9得点で3連勝という攻撃的なチーム。優勝候補筆頭だった。
 対するロシアはしかし、知将と呼ばれるヒディング監督が率いている。オランダ人。つまりオランダの手の内は知り尽くしている。なんといっても02年W杯で韓国をベスト4、06年W杯でオーストラリアを決勝トーナメント進出させた手腕をもっている。

 試合が始まると、トイレに行くのもがまんしなくてはならないほどの試合展開。ロシアの選手の多くは国内リーグでプレーするいわば無名選手が多い。しかし、走る、走る。動く動く。その運動量はとどまるところを知らない。
 同点で延長に突入してからも、ロシアの運動量は落ちない。対してオランダは足が止まり始める。そして延長後半、トルビンスキーが走りこんでの技ありゴール。さらに、120分間走り回った10番をつけるアルシャビンがとどめのゴール。結果は3対1。ロシアの完勝だった。フットボールがいかに「気持ち」のもちようで結果がついてくるのか、その見本のようなすばらしいゲームだった。
 
 今日は日本代表がバーレンと対戦する。すでに両チームともW杯アジア最終予選へ駒を進めているため、「消化試合」となる。ユーロ2008の緊迫した真剣勝負の試合を連日見ているので、それに比べると見劣りしたものになるのは避けられない。しかしユーロと比べるのは無理だとしても、代表としてのプライドを前面に出した「気持ち」の入った試合を見たいものだ。
funaoosamu * サッカー * 17:22 * - * -

公開講座のお知らせ

公開講座で話をすることになりましたので、お知らせします。
どなたでも入場できます。無料。

■主催
 大分県立芸術文化短期大学
 第2回おおいた情報発信フォーラム
 
■演題
 「地球環境問題を森の民ピグミーの暮らしから考える」

■場所
 大分市 IICHIKO 総合文化センター 地下1階映像小ホール
 (JR大分駅より徒歩10分)TEL:097-533-4002

■日時
 2008年6月21日(土)14:00〜15:30

■内容
 今、さまざまな角度から地球環境の問題が論じられています。電気を節約 するとか、二酸化炭素を減らそうとか。しかし、私にはどこか肝心な点が 抜け落ちているように思えます。私はアフリカの熱帯雨林で狩猟採集によ って暮らす森の民ピグミーを5ヶ月間、住食を共にして暮らしながら撮影 した経験があります。ピグミーの生活はいたって慎み深いもので、環境に 負荷をかけないよう細心の注意を払ったものでした。そのような暮らしを 写真を見ながら振り返り、自分たちの関わる地球のことを考えてみたいと 思います。

■問い合わせ
 大分県立芸術短期大学 情報コミュニケーション学科 下川正晴教授
 TEL:090-9796-1720

funaoosamu * - * 22:22 * - * -

楽しいセンセイ稼業

 この4月から、慣れないセンセイ稼業をしています。
 大分市にある芸術系の短大で、ドキュメンタリー写真講座という講義を担当しているんです。
 もともと人前で話すのは得意でない僕がこの仕事を引き受けた理由は、僕もあと数年で50歳という人生の節目を迎えるものですから、これまで自分がやってきたこと、見てきた世界、そういうものをひとりでも多くの若い人に伝えておきたいと思ったからです。
 実は数年前に自分のウエブサイトを開設したのも、同じような理由でした。デジタルに慣れ親しんだ人々、つまり若い層に、伝えていきたいものがあったからです。
 でもまさか自分が教壇に立つことになるとは、正直言って想像したことすらありませんでした。大学時代、僕は生物学というあまり企業にとって役に立たないことを専攻していました。だから友人たちの多くは、将来就職に困らないようにと教職課程をとっていました。でも僕は、先生になることは絶対にありえないだろうと思って、教職はとりませんでした。
 そんな僕が教壇に立っているのですから、人生は何があるかわからないものです。
 先日、学生38名を引き連れて、僕のフィールドにしている国東半島で、1泊2日の撮影実習をおこないました。いつも協力してくださるお寺の本堂に、布団やシュラフを並べて学生を雑魚寝させました。学生たちのなかには修学旅行気分で朝方まで起きていた子もいたようです。なかなかこういう体験はしようと思ってもできることはないので、大きな思い出になってくれたのではないかと思います。
 「私が見た、感じた国東半島」というテーマで自由に撮影してもらいました。あまり詳しく国東のことを説明してしまうと、先入観でものを見てしまうので、できるだけ真っ白な状態で連れて行き、感じたままに撮影してもらおうと思いました。
 大分県下の出身の子も多いですが、国東へは初めて行く子がほとんどでした。意外に自分の足元のことって知らないものなんです。
 摩崖仏や天台宗の古寺、廃寺、宇佐神宮などをバスで回りました。なんだか遠足みたいで、僕もすごく楽しかった。20歳前の彼らに囲まれていると、それだけで自分もエネルギーをもらうのがわかります。若いということは、それだけで特別なことなんですね。そしてものすごい可能性というものを秘めた存在であることを再確認させていただきました。
 今の若い子は表面的にはすごくおとなしいんです。そして、こちらが、どこかの本に書いてあるようなありきたりな教科書的な話をすると、すぐにそっぽを向きます。しかし、経験から来る言葉や、実体験に基づいた話、自分はこういう風に感じた、というような内容に対しては、ぐっと近寄ってくるものをもっています。そんなときの目の光が違います。
 僕は感じたんですが、彼らを目覚めさせてくれる大人、眠っているものを引き出してくれるきっかけ、そういうものを彼らは待ち焦がれているのではないか。何もかもがシスマティックに、マニュアル的につくられていく日本社会に対して、いっけん受身的に感じられる彼らですが、そういう殻を破らせてくれる大人が必要なのではないかと思いました。環境問題ひとつとってみても、おそらく一番それに対して敏感な感性をもっているのは、かれらの世代のような気がします。そして新しい価値観を必要としていることも、おそらく一番よく認識していると思います。
 国東合宿の次の講義では、学生にそのとき撮影した作品を4点カラーコピーして提出してもらい、それで写真展を開催しました。今、大分県立芸術文化短期大学の校舎内で、ミニ写真展を開催中ですので、お近くの方はぜひ見にいらしてください。
 これが、なかなかいいんですよ。
 撮影時期が新緑の美しい5月だったこともあって、写真展のところには緑のフィトンチッドがあふれている感じを受けます。さわやかな風が吹いているような感じです。僕は「国東の空気をそのまま学内に再構成させます」と指示しただけですが、学生たちはその意味をよく感じ取って、そしてお互いに相談したわけでもないのに、全体として見事にまとまった写真を選んできていました。
 ああ、センセイをやってみてよかったな、と本気で思いました。
 僕の一番の収穫は、若い人の可能性というものを実感したことでした。彼らはきちんと正面から見つめてくれるそういう大人の視線というものを求めています。そしてそのことで眠っている才能というものが引っ張り出され、何かに結びついていく、そのような予感がしました。
funaoosamu * その他 * 09:40 * - * -

初蝉の音

 4日前の5月23日。
 今年、初めての蝉の声を聞いた。
 引越しして標高450メートルの山の上に移ったので、今までの平地とは異なる種類の蝉である。
 ヒグラシとミンミンゼミだ。
 まだ鳴きはじめなので、声は弱弱しく、長くは続かない。
 それでも、蝉の音を聞くと、そろそろ夏だなという気分になって、気持ちは高揚する。
 僕は他の多くの少年と同じく、虫取りに夢中になったものだが、なかでもとりわけ蝉には愛着がある。虫かごにぎゅうぎゅう詰めになるほど、蝉を捕獲した。
 蝉はとても短命で、そうやって家に持ち帰っても、せいぜい生きているのは数日のみ。何日か後には、みんな死んでしまった。それでも僕たちは蝉取りをやめなかった。とにかく「捕まえる」という行為がおもしろかったのだ。
 大人になってからは、さすがに網を振り回すことはなくなったが、それでもときおり木の幹に蝉が止まっているのを発見すると、ついつい素手で捕まえたくなる。たまに成功すると、うれしい。しばらく顔をじっと観察した後、放り投げて放してやる。たいてい「おしっこ」を飛ばしながら、逃げていく。
 子どもの時にはそれこそいたるところに生息していた蝉であるが、その数は年々減っているように思う。蝉は幼虫の時代を地下ですごす。都会も田舎もこれだけ地面がコンクリートやアスファルトで固められてしまえば、蝉の数は減って当たり前である。
 蝉を思う存分に捕まえる喜びを知らないで大人になってしまう最近の子どもたちが妙に可哀想に思う。
funaoosamu * 自給自足・衣食住 * 18:53 * - * -

森本貴幸を応援しよう!

 皆さん、森本貴幸を応援しよう!
(以下、サッカーの好きな方のみ読んでください)

 今、フランスで行なわれているトゥーロン国際サッカー大会。日本は今日、開催国のフランスを2−1で破って、残り1試合を残して早々と準決勝進出を決めた。
 決勝ゴールを上げたのが、森本。
 僕は彼がイタリア・セリエAのカターニャに移籍する前からの東京ベルディ時代からのファンである。若干20歳。今回、はじめて23歳以下の日本代表に選出されたばかり。その2試合目で早くも結果を出したというわけだ。
 このトゥーロン国際は、北京オリンピックの前哨戦と位置づけられている。フル代表ではなく、どちらも23歳以下の若い才能を対象としているからだ。
 オシム監督から岡田監督への交代劇があったフル代表は、メンバーがまだ固定し切れていないせいか、いまひとつぱっとしない。W杯予選でも格下のバーレンに負けたばかりだということもある。
 しかし、U23には逸材が揃っているし、なによりも彼らには欧米人に対するコンプレックスが見られないで、思い切りプレーする感じが僕は好きなのだ。
 U23はずっと得点力不足といわれてきた。ずっとエースだった平山は、ここにきて戦力から外された。それに代わる切り札として招集されたのが、森本とエスクデロである。エスクデロは昨年、アルゼンチンから帰化した選手で、攻撃力が魅力だが、なにぶん「外人部隊」を思わせる。W杯やオリンピックの時期になると、日本に限らずどの国でも、「帰化」「国籍取得」というニュースでにぎわうが、あれは正直言って「ちょんぼ」だと僕は思う。
 そのためにも森本にはエースの座を不動にしてほしいと思う。そして、彼には近い将来、フル代表でも活躍してほしいし、絶対にその力はあると思う。
 応援してるから、次の試合もすごいゴール、決めてよ。
funaoosamu * サッカー * 17:41 * - * -
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